かっては富士見高原「ゆりの里」とよばれたこの地は2013年からは「花の里」と呼ばれるようになった。標高1250mに位置する高原リゾートである。高原は「白樺エリア」、「ロマンスエリア」、「展望エリア」、「創造の森」等々のエリアに区分けされ季節に応じてさまざまな草花を楽しむことができる。「ゆりの里」と呼ばれていた頃に何度か来てはいたがその一部を傍観するのみで( 第096回)( 第185回)全体を見ることはなかった。特に「創造の森」ではかって大変な目( 第216回)( 第217回)にあっていた。
晴天と季節に恵まれた今回は全域を周遊してみた。カットでは「白樺エリア」から「ロマンスエリア」を経て「展望エリア」にあがり「創造の森」へと至る一巡の風景が描写されている。かって大変な目にあった「創造の森」では陽光に満ちた「望郷の丘」がかくも明るいところであったかと感嘆した。閑寂の望郷の丘もよかったが、人々の笑いがこだまする望郷の丘もまたよいものである。
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