相対的真理とは、人為的な多数決によって決定される真理であって、専ら社会学的な問題の解決に使用される。
他方、絶対的真理とは、人為的な介入を排した宇宙の秩序や自然の摂理によって決定される真理であって、専ら科学的な問題の解決に使用される。
私はかくなる相対的真理の判定に用いる手法を 「自己保存の法則」 から導かれた 「人倫の天秤」 と呼び、絶対的真理の判定に用いる手法を
「エネルギ保存の法則」 から導かれた 「宇宙の天秤」 と呼んでいる。 それらの天秤の運用にあたって注意することは、どちらの真理も同じく真理であって、互いに互いを否定することはできないという点にある。
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