現代社会は「急ぎすぎ」である。新たな多能性幹細胞の製作法を発表して時の人となった小保方さんは今や非難の的である。コンピュータの速度があがったからといって人間そのものが速度をあげる必要性などまったくない。人間がしなければならないことは、確かな「位置」と「方位」を知る、高い精度の「地図」と「羅針盤」を時間をかけて製作することである。地図と羅針盤のない航海など危険このうえない。下手をすると座礁転覆してしまう。常に視野を広くして、多くの選択肢を用意することこそが肝要なのである。
未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事 知的冒険エッセイ / 時空の旅 |
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