株や為替等のトレーダーが使う売買手法として、「順張り型トレード」と「逆張り型トレード」という2つの方法がある。順張りとは市場の流れに逆らわずに勢いに乗って売買するトレード方法であり、逆張りとは逆に勢いの反転を予測して市場の流れに逆らって売買するトレード方法である。どちらにも相応の利点欠点があり、軽々に優劣を断ずることはできないが、一般的に経済が安定している場合は先の予測がつきやすいため逆張りが優勢を占め、逆に経済が不安定で先の予測がつきにくい場合は順張りが優勢を占める。逆張り型がさまざまな経済指標に目をくばり思考をめぐらさなければならないのに対し、順張り型は思考めぐらす必要はなく、市場の流れに追従するだけでよく、逆にあれこれと頭を使うことは禁物である。
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