未来を想起するとは選択肢を想起することであり、未来を制作するとはその想起された選択肢からいずれかを選択することである。AとBの選択肢の中からAを選択するかBを選択するかによってそれぞれ異なった未来が制作される。選択肢が想起されなければもとより未来は制作されないが、選択肢が想起されたとしても選択がなされなければ未来は制作されない。選択肢を想起する原動力とは想像力であり、選択肢を選択する原動力とは決断力である。想像力が欠如しても、あるいは決断力が欠如しても未来は制作されない。想像力と決断力の2つの力があいまった場合においてのみ「未来は制作される」のである。
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