かくなる宇宙の真象(内蔵秩序)を見失った現代人は、あるいは希にみる 「おおばかもの」 なのかもしれない。
ちなみに今の世界を俯瞰すれば、各国の指導者の多くは勝つことばかりを考えて負けることを学ぼうとしない。 勝つためには手段を選ばないという頑なな姿勢はかくなる愚かさの様相を物語っている。
人類は大いなる視野の狭窄に陥ってしまったようである。その狭窄があまりにも大きすぎて確と自覚されないだけである。 行き詰まった世界を突破する妙薬は
「賢く負ける」 ことに尽きる。 負けることもときには優雅であって 「かっこいい」。 優雅なる異端とはそのことである。
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