第2次大戦が終わった頃、アメリカでは 1/4 の人が田舎に住み、日本では 3/5 の人が田舎で農業にたずさわっていた。今日ではあらゆる先進国において、田舎の人口は
5% を下回りさらに減少を続けている。中国やインドでさえ都市の人口が増加し、仕事や住まいのあてがなくとも都市に出ようと躍起になっている。 この人口構造の変化は人類が住居を定着させ牧畜と農業にたずさわるようになった1万年前以来のことである。その変化には数千年を要したが、今起こっている都市への急激な人口流入はたかだかここ1世紀の間であって史上例がない。
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