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Squarefour|時空の旅Pairpole暁光スクエアメカニズム
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科学哲学的宇宙論 / Squarefour (スクエアフォー)

 平成 9年 9月31日 初版第1刷発行
 著者 柳沢 健
 発行 創造庵
 全269ページ

 お問い合せは 「書籍紹介コーナ」
 「スクエア理論」、「スクエアフォー理論」の思考コンセプトである□と4の意味を科学哲学的視点から探求するとともに、その裏側に隠された宇宙構造の真象にアプローチする。



      “ 部屋が□なのは動物の足が4本であるからであり
                 足が4本なのは宇宙自然界が4次元時空間に存在するからである ”

第 1章 スクエアの発見
 1. 名詞はどうして□なのか・・?
 2. スクエア理論(形状論への展開)
 3. 「Squaresynphony」と題して(相補性とフラクタル)

第 2章 4の発見
 1. スクエアを構成する数4
 2. 馬と自動車
 3. 馬はどうして4本足なのか・・?
 4. □は4から発生した
 5. □は4の影
 6. 4の考察
 7. □と4の時空間的考察
 8. スクエア4理論(動的形状論への展開)
 9. スクエア4理論の応用展開
10. 動的形状論

第 3章 相対性と相補性
 1. 相補性とスクエア4
 2. 波動と循環
 3. 唯識論と唯物論
 4. 相対と絶対
 5. 相対と差動(ドップラー効果)

第 4章 宇宙自然法則
 1. 宇宙は完全か・・?
 2. 生物学的工学論
 3. 存在の必然性
 4. 存在の完全性

第 5章 科学と芸術
 1. 「Scienceart」の創造
 2. 「Scienceart」の形状
 3. 宇宙生命

第6章 宇宙の構造とメカニズム
 1. 「閉ざされた空間」と「開かれた空間」
 2. 「閉ざされた空間」のメカニズム
 3. 「開かれた空間」のメカニズム
 4. 宇宙構造
 5. 宇宙メカニズム



「Squarefour (スクエアフォー)」刊行にあたり

 私は今長く遙かな道のりを考えている。宇宙真理への遙かな長い道のりである。物心ついた幼き私は、信州の片田舎、四方を山懐に囲まれた山村の自然の中に立っていた。その時すでに、宇宙は私のまわりに歴然と横たわっていたのである。今にして思えば、それは宇宙のよそよそしいそっけない横顔であった。その後の長い時間と紆余曲折、ようようにして宇宙は一瞬ではあったが私の方をふり向いてくれた。おぼろげな素顔をかいま見せてくれたのである。

 この稿はその長く遙かな道のりの風景描写である。何故に部屋が□なのかの問いは、動物の足が4本であるからに行き着き。何故に動物の足が4本なのかの問いは、宇宙が4次元時空間に存在するからという宇宙構造に行き着いた。宇宙構造は空間と物質で構成され、その構造に時間負荷がかかることによりエネルギが誘起される。そのエネルギは空間と物質に波動運動を発生させ、形□はこの波動運動のアナログ的表象であり、数4はデジタル的表象であることに行き着いたのである。

         「宇宙を定性的に表現すると□であり、定量的に表現すると4である。」

 これが 「Squarefour」 の帰納的結論である。

 この稿はひとりの技術者が孤立無援で挑んだ宇宙断面の描写でもある。稿の後半では、さらに宇宙メカニズムの目的、つまり「宇宙の心」に迫っている。しかし暗中模索の観は否めず、これ以上とりまとめるすべを今の私は知らない。それは読まれた皆さんにおまかせするしかないのであろう。ただ時空間の闇から突如姿を現した場面を、もてる渾身の力でとらえようとしたのは事実である。それは私の歩んできた48年の歳月の全体であり、また構築された人格の全体でもある。その意味では私自身大いに満足であるが、この稿の最初の目標であった、新しい知識集約型情報社会の方向性を導き、悩み多き人に安らぎを与えることができたのかどうかは、はなはだ心もとない。それができなかったとすれば、私の努力不足以外の何ものでもない。今後の精進の糧としたいと思う。
                                                   1997.8.12  著者


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