未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知のワンダーランドをゆく〜知的冒険エッセイから
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形と数の体系
「形」と「数」の知的ツールを分類整理すると以下のようになる。
「形」
対象 : 空間、構造 (空間の編集基準)
特性 : 質的、連続的 (アナログ的)
学問 : 幾何学、芸術、建築学、機械工学 ・・ 等々
「数」
対象 : 時間、運動 (時間の編集基準)
特性 : 量的、刹那的 (デジタル的)
学問 : 代数学、音楽、経済学、電気工学 ・・ 等々
以上の分類は我々人類が「形」と「数」という2つの編集基準を思考の基本ツールとしてきたことを明確に示している。
この「形」と「数」の基本的知的ツールとして私が構築した知的ツール「Squarefour」は、人類が遙かな歴史空間を通じて運用してきた普遍的な「形」と「数」 である「□」と「4」に着眼して構成したものである。 普遍的な形「□」と普遍的な数「4」は、ともに「形」と「数」の「対称性」を顕わしている。その対称性とは「構造の対称性」としての「対称形□」と「運動の対称性」としての「循環数4」である。
知的ツール「Squarefour」の体系化は、さらに、その構造と運動がともに対称なものとしての「波動の探求」へ導き、知的ツール「Wavecole」の構築に至った。
知的ツール「Wavecole」の体系化は、さらに、知的ツール「Pairpole」の体系化に至るのであるが、これらの知的ツールの編集基準を総括的に表現すれば「形と数の対称性」である。
結局、この宇宙は以下の記述で表現されることになる。
宇宙とは形と数の対称性である。 そしてそれは空間と時間の対称性であり、質と量の対称性であり、連続と刹那の対称性である。
文 /
柳沢 健
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