信州ベスト紀行セレクション
花桃の里をゆく(1)
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花桃の里 / 長野県上田市武石余里
いちばんきれいな2週間
ともしび博物館でもらった武石村、余里地区の 「一里花桃」 のパンフレットを片手に持って運転するうち、赤、ピンク、白と色鮮やかに咲く花桃の群生が見えてきた。 もともとは自生していたシダレハナモモを余里の人々が10年以上の歳月をかけ、沿道4kmにわたって、約2000本植えてできたという。
世に 「花桃の里」 と呼ばれる里は他にも幾つかあるであろうが、余里の人々が 「世界中でいちばんきれいな2週間」 と自負するだけのことはある。 いにしえの昔より、桃源郷と呼ばれる永遠の理想郷があるといわれてきたが、ここ信州、武石村の余里の地もまた、そのひとつに数えられるのではなかろうか。 春の花見は桜が代表格であろうが、花桃の鮮やかな色彩もまた気品に満ちて優雅である。
2011.05
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