いちど訪れ、入り口がわからず素通りしてしまった 「彫刻公園」。 今度は見落とすまいと注意をはらったが、再び通過、そんなことはないと、Uターンしてゆっくりと車を走らせ路傍に目を向けていると、バリケードされた脇道にかけられた白い案内板に目がとまった。
案内板にはバリケード横に設けられた扉を開けて入り、再び閉めるようにとの注意書があった。 彫刻公園への入り口はそこであった。
少しくだった駐車場に車を駐め、撮影機材を肩に入口に引き返し、急勾配の山道を登り始めたが、いけどもいけども彫刻公園は現れない。
道に沿って鹿の進入を防止する通電線が敷かれているところをみると山麓には鹿が多く生息しているらしいが、肝心の訪問客の人影はどこにも見あたらない。
おまけに 「つるべ落としの秋の陽」 はすでに西に傾き、季節はずれの黄砂とあいまって、あたりはしだいに薄暗くなってきた。 引き返そうとも考えたが、ここまで登ってきたのであるからと思い直して登るうち、ようやくささやかな駐車場に到達した。
「創造の森」 駐車場である。 (あとで知ったことであるが、かってはこの駐車場まで、車で登ってこれたのであるが、現在は落石のため、車の通行が禁止されていて、復旧の時期はいまだ未定とのことであった)
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