未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
経文は唱えることに意味がある
先日放映されたテレビ番組の中で禅の高僧が 「経文は意味を考えて唱えるのではなく、只々、唱えることに意味がある」 と説いていた。 それは 「
只管打坐
」 の精神そのものである。 しかして 「
身心脱落
」 の境地はその只管打坐の精神からもたらされる。 現代人は意味を問い過ぎている。 何ごとも意味を解さなければ始まらない。 意味なく何ごとかをしていたら、それは愚か者の姿であると笑われてしまうであろう。
ある精神科医の警告。 現代人にとって最も怖ろしいのは 「認知症」 ではなく 「うつ病」 である。 さもありなんの警告である。
2023.07.30
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