未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
行動力から表現力への転換
情報社会での 「
存在の儚さ
」 に喘ぐ現代人にとって実存とは何か? 在るとも無いともいえるような無形資産を土台にする意識社会で実存を実現することは難問である。 確固とした有形資産を土台にしてきたこれまでの物質社会ではともかくも行動することで実存は実現されてきた。 物質社会における行動の機能を意識社会に等価的に適用すれば 「表現」 という機能に変換されるであろう。 さらに行動力という基準は表現力という基準に置換されるであろう。 その表現力はまた 「言葉の力」、「図式の力」、「音楽の力」 等々の手段で構成されていることに展開されるであろう。
以上の経過を一挙に還元すれば、意識社会である情報社会で 「存在の儚さ」 に喘ぐ現代人の実存性は表現力としての言葉の力、図式の力、音楽の力等々の手段の実効性によって実現されることになる。
2021.06.17
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