未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
何を急ぐのか?
現代人は仕事に追われ、生活に追われ、遊びに追われ、しかして時間に追われ ・・ 何事かに向かって急いでいる。 いったい何処に向かって急いでいるというのであろうか?
春になれば 「どこか花見」 へ、夏になれば 「どこか海山」 へ、秋になればどこか 「紅葉狩り」 へ、冬になれば 「どこか温泉」 へと ・・ 楽しかるべき日々からも追われるようにして 「先を急ぐ意味」 はどこにあるのであろうか?
こころ喪失してしまえば 「大切なものが見えなくなってしまう」 ことは自明のことである。 「遅れた者が勝ちになる」 とは今は亡き直木賞作家、井上ひさしの書名である。
第524回
ではそのことについて書いている。 「何かを得る」 ためには 「何もしない」 ことが最良の選択であることも充分検討されてしかるべきである。
2018.07.30
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