未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
過去と未来は現在に含まれている
「
時は流れず〜夢幻のごとく
」 で描いた 「過去・現在・未来と連続する線形時間は存在せず過去と未来は現在に含まれている」 とする時空概念はいったい何を語っているのであろうか?
記述の中の「含まれている」とは幾つかの過去世界とまた幾つかの未来世界が現実世界の中に重層的に重なっていることを意味している。 またそれらの重層的な世界は重なっているとともに意識のワームホール(時空のトンネル)で繋がっている。
過去のある所から他の過去のある所へ、未来のある所から他の未来のある所へ、過去のある所から現在のこの所へまた未来のある所へ ・・ 等々、瞬時に意識世界が移動できるのはそのためである。
このような「ワームホール構造」を備えている生物はあるいは人間のみなのかもしれない。 万物の霊長と尊称される所以である。
そんなことは「たいしたことではない」と言う人もいるかもしれないが、2次元平面空間しか知らないで生きている人と3次元立体空間を知って生きている人との差を考えれば、その大きさを理解いただけるであろうか?
2018.03.01
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