かく今、自身が存在するためには「過去のすべてが必要であった」と考えることができる。そして、「自身の未来を創りだす」ためには、その「自身の過去が必要不可欠」であり、その過去がいかなるものであったとしても、その「材料」なしに未来を創りだすことはできない。
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曰く、自身の過去を否定して自身の未来を生みだすことはできない。
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もしも仮に、「かかる未来において何ごとかを創りだしたとき、その材料であった過去の意味が確定されると考える」ならば、逆の因果律が成立する。
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そうつまり、「未来が原因で過去が結果」という考え方である。
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