Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知のワンダーランドをゆく〜知的冒険エッセイから
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実空間発生メカニズム
 実空間は感情集合体エネルギタンクから流出したエネルギが実空間創造意識に制御されて発生する。発生した実空間は瞬時(刹那)に、実空間破壊意識に制御されて消滅し、感情集合体エネルギタンクにエネルギが回帰する。実空間創造意識と実空間破壊意識の狭間に象出した実空間とは、ほんの一瞬間の「刹那宇宙」である。
 例えて言えば、それは映画において映写機でスクリーンに一瞬間、投影された映像のようなものである。映像投影に使用されたフィルムが実空間創造意識(未来創造意識)であり、スクリーンに現れた映像が実空間であり、映像がスクリーンから消滅した時に目に残る残像が実空間破壊意識(過去創造意識)である。
 映画の場合は次々とフィルムが連続し、次々とスクリーンに映像が投影され、次々と映像が消滅し、次々と目に残像が残る。映画の場合は物理学的時間である1秒間に24コマのフィルムが連続的に映像を投影する。連続する1コマごとのフィルムは、ある関連性をもちながら若干づつ異なる。この1コマごとの関連性と、若干の異なりをもった投影映像が、我々の目に残像として集積され、我々の過去創造意識(記憶意識)とリンクすることにより、スクリーンに投影された映像に「動き」が発生するのである。
 逆に、この映画のメカニズムから実空間発生メカニズムを説明すると、次々に連続するある関連性をもちながら若干づつ異なる1コマごとのフィルムが実空間創造意識(未来創造意識)であり、関連性をもちながら若干づつ異なる残像の集積が実空間破壊意識(過去創造意識)であり、スクリーンに投影された「動画映像」が「実空間」である。
 この循環はループを成すが、閉じたループではなく、1循環ごとにある関連性をもつとともに若干づつ異なった「円環状の開いたループ」である。この連続する円環状の開いたループとは「螺旋」である。螺旋階段のように、回転しながら少しづつ前進する円環状の開いたループの循環である。まったく同じ関連性をもって、まったく前回と同じ循環であれば、それは閉じた円環であり、ぐるぐる回るだけの「円回転」であり、「前進」はしない。
 実空間発生メカニズムは開いた円環が少しづつ前進する「螺旋回転」であるところが根本的に異なる。少しづつ前進することの意味は、実空間がひとつ前の実空間とひとつ後の実空間では「ある関連性をもちながら、若干づつ異なる」という意味である。それは実空間の万物事象が「生々流転」し、ひとときもとどまらない意味であり、しいては過去・現在・未来の時空が構成される意味である。
 この宇宙の螺旋回転運動メカニズムを基として構築された知的ツールを私は「Wavecoil」と名付けたが、この名はとりもなおさずこの「螺旋」を表現している。螺旋循環メカニズムとは、「波動運動メカニズムの立体空間的態様」のことであり、宇宙の構造と運動が波動メカニズムを基本として成立していることでもある。
 実空間とは高速に進行する「感情」と「意識」をメカニズムの「構成要素」とした螺旋循環メカニズム(Wavecoil)により構築されている。つまり、感情と意識の波動運動メカニズムにより、空間に投射された「投影像」である。構造と運動の対称性をともに具備するものが「波動」であるとすれば、この投射された投影像(実空間)が構造と運動の対称性を具備することもまた必然の成り行きである。
 実空間発生メカニズムが感情と意識の螺旋循環メカニズム(Wavecoil)により構成されることからすれば、「実空間の前進速度」は「創造意識」と「破壊意識」の「制御速度」に起因することになる。この制御速度が低下すれば、当然に実空間の生々流転の速度も低下する。
 さらに詳しく言えば、創造意識が低下するとは未来創造に対する「想像能力の低下」を意味し、破壊意識が低下するとは過去創造に対する「反省能力の低下」を意味する。これらの能力が低下すれば、当然に実空間の生々流転が停滞することは、我々が経験する従前周知のことである。
 またこの2つの意識能力は単独に存在しているのではなく密接に関連している。つまり、反省能力が優れることは、また想像能力に優れることであり、想像能力が優れることは、また反省能力に優れることである。どちらか一方だけが優れるということはない。そして、これら両方の意識能力の根底にあるものが「感性」という実空間発生メカニズムの態様をキャッチする「センサー機能」である。
 結果、実空間である「この世」は感情と意識が密接に関連し、互いに作用と反作用を及ぼしながら、絶え間なく生々流転して行くことを知るのである。
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