Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知のワンダーランドをゆく〜知的冒険エッセイから
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過去・現在・未来の構成
 虚空間のエネルギは混濁混沌の感情集合体のエネルギタンクから意識の作用によりエネルギが流出し、実空間に森羅万象を発生させる。発生した森羅万象は再び、意識作用により消滅し、運用されたエネルギは感情集合体のエネルギタンクに回帰する。
 この循環経路は「感情→意識→実空間→意識→感情」となる。
 この経路を検討するとあることに気づく。それは実空間に対して意識は「行きの意識」と「戻りの意識」の2種類があるということである。行きの意識は実空間発生の機能をもち、戻りの意識は実空間消滅の機能をもつ。
 それを知的ツール「Squarefour」で述べれば、波動循環の4つの特異点の中の2つの特異点に還元される。四季の循環に例えて言えば、「春」と「秋」であり、一日の循環に例えて言えば、「朝」と「夕」である。この2つの特異点はまた知的ツール「Pairpole」で言うところの対称性が崩れる「Pairpoleの狭間」でもある。
 Squarefourで言えば、エネルギの方向性が転換する点であり、前者は陰から陽への転換点、後者は陽から陰への転換点である。Pairpoleで言えば、時空が転換する点であり、前者は未来時空から現在時空への転換点、後者は現在時空から過去時空への転換点である。
 まとめて言えば、「行きの意識とは実空間創造意識、未来創造意識」であり、「戻りの意識とは実空間破壊意識、過去創造意識」である。
 さらに虚空間の混濁混沌の感情集合体エネルギタンクとは、物理学で述べればデビット・ボームの言う「暗在系」であり、心理学で述べればユングの言う「集団的無意識」であり、哲学で述べればニーチェの言う「ディオニュソス」である。
 同様に意識が創り出した実空間とは、デビット・ボームの言う「明在系」であり、ユングの言う「顕在意識」であり、ニーチェの言う「アポロン」である。
 これらの「感情→意識→実空間→意識→感情」の循環は際限なく連続し、我々が一般に言うところの「過去・現在・未来」と呼ばれる時空が構成されることになる。
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