それは教育界や柔道界等々が目指す方向(目的)を明確にすることに還元される。しかしてその方向(目的)とは
・・ 立派な子供に育て上げること ・・ 強い選手に育てあげること ・・ 日本一の選手に育てあげること ・・ 世界一の選手に育て上げること
・・・ 等々であろう。目的達成に向けた方法は千差万別、幾千通りもある。従って目的達成のための方法として体罰問題を考えるならば、それは体罰ではない場合もあり、体罰である場合もある。この千差万別、幾千通りもある方法としての体罰の正誤、善悪を「ひとつの価値観」でとらえようとすることには無理があり、およそ不可能であろう。大切なことは「向かうべき方向(目的)を定める」しっかりとした羅針盤を造りあげることである。
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