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信濃国分寺(2)
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信濃国分寺 / 長野県上田市国分
信濃国分寺(八日堂)
思いの息吹、再び
 この寺の蓮を観に訪れるのは2度目となる。 1度目は2012年7月のことであった。 その折には奈良斑鳩の里に居住していた若き日の思いを込めて 「思いの息吹」 と題してこの寺にまつわる縁起について書いている。
 それから4年の歳月が経過したことになる。 その間、信濃国分寺の別称として親しまれている八日堂の縁日(1月7日、8日)の頃に訪れ、この寺に伝わる蘇民将来信仰に基づく厄除け開運のための 「蘇民将来符」 を買い求めたことがあるから、都合3度の参詣となる。
 今回目当ての蓮の華は時季を過ぎていて寺の裏側に広がる蓮田には人影が途絶えていた。 それでも幾ばくかの花頭は照る日盛りの陽を浴びてひそやかに迎えてくれた。 じりじりとした盛夏の静寂はあたりを包みやがてその中から思いの息吹が再び巡ってくる。
2016.07
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