訪れた日は夏に逆戻りしたような照り返しのきつい日であったが、秋の気配を含んだ微風がここちよく松林を吹き抜けていた。
館内に入ると、よくもここまでと感嘆するほどの人形たちが整然と迎えてくれた。 そこに構築された世界は、現実の世界で我々が日頃かいま見る人類にまつわる
「多様性」 であり、「個性」 であり、「習慣」 であり、「風習」 であり、「文化」 であり ・・ 云々である。 豊饒なるこの世を人形をもって
「リトルワールド」 として現出せしめている。 ニューヨークの国連本部に併設させたいような気にさせてくれる博物館であった。
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