高山寺を過ぎ、かっては戸隠道と呼ばれた街道をさらに北上すると小川天文台が立つ大洞高原に至る。
このあたりは 「星と緑のロマントピア」 と呼ばれている。 ロマンとユートピアの合成語であろうが、都会の喧噪から遙かに隔たり、透明な空気が流れる山村の頂にあってみれば、星を見るには理想的な空間であろうし、夢はロマンに満ちたものになるのは必然であろう。
天文台に至るささやかな広場に備えられた日時計は午後 3時 を示していた。 時刻表示の目盛りが午前 6時 〜 午後 6時までの昼間
12時間の時計である。 後の夜間 12時間は寝てしまうので必要ないということであろう。 現代人のように夜も眠らないで活動することなど、この時計を使った当時の人々には考えも及ばないことであったに違いない。
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