松川渓谷を眺めるこの位置からは過去何回か撮っているが渓谷の奥に聳える峻厳な岩峰群が不帰（かえらずの）キレットであることを初めて知った。 今までは天候がすぐれずに雲間に隠されていたためであろうか？ 不帰キレットとは白馬岳と唐松岳の間に架かるキレット（鋭く切れ込んだ難所）で、一度入ったら生還が難しい山域ということが名前の由来となっている。 日本3大キレット（不帰キレット、八峰キレット、大キレット）のひとつである。

　ちなみに八峰キレット、大キレットは登破しているが不帰キレットだけはいまだに登破していない。 ただ冬の白馬岳から撮った不帰キレットがとある写真展で入選したことは私としてささやかな自慢ではあるのだが ・・。