未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
信州つれづれ紀行 / 時空の旅
豊科近代美術館 / 長野県安曇野市豊科
時空のめぐり逢い
今年もまたここに戻ってきた。 長引くコロナ禍のためか昨年よりもバラの花、観客ともに少なくなっているようであった。 折しも豊科近代美術館開館30周年記念として企画された 「土門拳記念館コレクション展 土門拳−肉眼を超えたレンズ−」 が催されていた。 若かりし日、奈良斑鳩の地に生活の居をおいていた私は土門拳の寺院仏像の写真に魅入られたように点在する寺院を訪ね歩いた。 その顛末は拙書、小説 「
暁光
」 の古寺巡礼の章に昇華している。
それから50年余の歳月が流れここ信州安曇野の地でその息吹に再び遭遇することになろうとは ・・ 不可思議な 「時空のめぐり逢い」 の起承転結というしかない。
2022.05
copyright © Squarenet