烏川の渓流に架けられた橋を渡って 「段々原っぱ」 へと歩を進める。 常念岳を望む 「段々原っぱ」 では ピクニック や スポーツ が楽しめる。 今日は入場料が無料とあって家庭サービスにいそしむ子供連れの家族が思い思いに 三々五々 と芝生のうえで憩っている。 まさに国営公園の目的は充分に達成されていた。 振り仰ぐと 冠雪の常念岳 が間近に聳えている。 峻厳なその頂きも今日ばかりは 好々爺の面差し で山麓が奏でる行楽の調べを見守っているようであった。