棚畑遺跡は米沢埴原田の工業団地造成に伴い昭和61年に発掘された茅野市内でも最大規模の遺跡である。
縄文のビーナス は縄文時代中期(約4000年〜5000年前)の土偶である。 縄文時代の集落は何軒かの家がお祭りなどに使う広場を中心にして環状に作られており、そのビーナス土偶は広場の中の土坑と呼ばれる小さな穴の中に横たわるように埋められていた。
全長 27 cm、重量 2.14 kg である。 大半の土偶が破壊されているのに対してビーナス土偶は完全な形で見つかった。
それがなぜなのかはいまだ不明である。 だがそのアバンギャルドな造形美は妖しくもまた魅惑的であって知らず引き込まれていってしまう。
縄文人とはいったい 「いかなる人々」 であったのか? 想像は時空を超えて広がっていくばかりである。
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