未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
信州つれづれ紀行 / 時空の旅
高島城の春 / 長野県諏訪市
我が敷島の大和心
湖岸の桜をあとに高島城に向かう。約400年前に築城された頃の高島城は諏訪湖の湖水が城際まで迫っていて壕の役割を果たし難攻不落を誇っていた。別名「諏訪の浮城」と呼ばれるのはそのためである。現在の天守閣は昭和45年に復興されたものである。
取り囲む堀を巡り城門から入城する。城内は花見の宴で賑わっていた。今日明日が見頃であろうか ・・ ゆく春を惜しむかのようにもろびとは花を愛で慈しむ。それが絶えることなく受け継がれてきた我が敷島に流れる大和心というものであろう。 高島城、春爛漫の風景である。
2017.04
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