ニッコウキスゲは霧ヶ峰高原の全域で咲くとまではいかず、車山を登り詰めた「車山の肩」と呼ばれる地点で群生を成していた。

　時間調整をしてもなお高原道路の駐車場は満杯であったが、どうにか1台の空きに恵まれて駐車することができた。斜光に照らされた高原には肌寒い風が渡っていたが、3年待っての好機到来とあっては贅沢は言えない。光量が低下した中での撮影ではあったが、ようようにしてその「高原の華」の姿をとらえることができた。

　2012年4月（第335回）に同じ「車山の肩」を撮影している。　このときの山腹は枯れ草と残雪に飾られていたのだが ・・・ 。