未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
信州つれづれ紀行 / 時空の旅
白樺湖遠望 / 長野県茅野市
3年の歳月を経て
2013年7月(
第378回
)、初夏の陽射しの中、霧ヶ峰高原に咲くニッコウキスゲを見に訪れた私は、その際の様相を以下のように書いている。
霧ヶ峰高原のニッコウキスゲが満開との報を聞いて訪れたのであるが、たどった高原道路は向かう車で渋滞してしまっていて、車窓から高嶺の高原に群生する黄色の花を眺めただけで、通過をよぎなくされてしまった。しかたなく白樺湖に下る道すがら撮った蓼科高原と白樺湖の遠望である。かってなかった熱暑が列島を覆っているが、緑なす高原の上空を渡る風は、ここちよい涼を運んでくれて別天地のようであった。
今回は前回のことを考えて時間を午後遅くにずらして逆に白樺湖から山頂を目指した。その途上で再び同じ見晴台から撮った白樺湖遠望である。 生々流転、3年の歳月が経過してはいたが景観に少しも変わるところはない。
2016.07
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