科学哲学エッセイ 「時空の旅」
は、「宇宙の心」 を求める旅の風景を描いたものである。 宇宙に心があるのかどうか定かではないが、「人間存在の意味」 を探求するのであれば、神や仏、あるいは天にかわって宇宙を擬人化してとらえたかったのかもしれない。
それには 「宇宙の心」 がしっくりときたのである。
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「宇宙の心」 の探求は、次の科学哲学エッセイ
「Pairpole
(ペアポール)」 に引き継がれ今に至っている。 次なる旅の主題は 「物質に意識が宿るか? それとも、意識に物質が宿るのか?」
であった。 やがてそれは 「心は物質に宿るのか? それとも、意識に宿るのか?」 に変換され、究極に至って 「宇宙の心は物質に宿るのか?
それとも、意識に宿るのか?」 と還元されることになった。 悠久の時空をめぐる 「知的探求の旅」 は科学的方法論を使った物質の旅から始まり、哲学的方法論を使った意識の旅を経て、再びの
「心の旅」 に回帰しようとしている。
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宇宙の心とは何か? 物質でも意識でもない 「万物の理」
とは何か? かろうじて原始人や縄文人が知っていたであろう 「そのこと」 を現代人が失ってしまって久しい。 遥かなる記憶を甦らせようと叩いた頭からは何もでてこない。
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