量子もつれにおける伝達情報が未知情報であったとすれば、伝達速度は光速度を超えた無限大であろうから時間的には限りなく
0 に近い瞬時となる。 そうであれば、その伝達情報とは 「テレパシー」 のようなものであってにわかには信じがたい。 他方、それが既知情報であったとすれば、それは
「宇宙の内蔵秩序」 のようなものであって素直に妥当性を感じることができる。
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宇宙の内蔵秩序は 「ホロニックなネットワーク」
で構成されている。 ホロニックとは、どんな部分にも全体の動向がふくまれているような関係にあるひとつの 「部分=全体系」 のことである。
そのホロニックを量子もつれに演繹すれば 「宇宙における局所(部分)には、宇宙全域の動向(情報)が含まれている」 と帰納される。
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我々は通常において部分と全体を同時に見ることはできないが、かくなる
「ホロニックなネットワーク」 を運用すれば、両者の応変を同時にとらえることができる。 したがって、貴方の周囲 3キロ の動向を観察すれば、地球全域の動向がわかることになる。
「神は細部に宿る」 の箴言の真意はそこにある。 「量子もつれ宇宙への扉」 はあるいは 「ここらあたり」 に開かれているのかもしれない。
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