「Pairpole
宇宙モデル」 は日本で真言密教を創始した弘法大師空海が唐から持ち帰った密教世界を描いた 「秘密マンダラの宇宙」 に相似する。
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マンダラには 「金剛界マンダラ」 と 「胎蔵界マンダラ」
の2つがあり、それを一体化したものが 「両界マンダラ」 である。 金剛界マンダラは 9 区画 に区切られた空間に、仏国土を守護する様々な仏たちが
「スクエア状」 に配された世界を図案化したものであり、胎蔵界マンダラは 「宇宙仏」 として密教世界を司る大日如来を中心にして、それを守護する様々な仏たちが
「サークル状」 に配された世界を図案化したものである。
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図 1 の両会マンダラにおける 「金剛界マンダラ」
は世界(時空間)を連ねた 「広さの世界」 をあらわし、「胎蔵界マンダラ」 は世界を重ねた 「深さの世界」 をあらわしている。 属性で言えば、金剛界マンダラは
「理性的な男の世界」 であり、胎蔵界マンダラは 「感情的な女の世界」 である。
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図 2、図 3 の Pairpole design
における 「Analog universe」 は宇宙(時空間)を時間で 「積分した世界」 であり、Pairpole 宇宙モデル
では 「連続宇宙」 と呼んでいる。 他方、「Digital universe」 は宇宙(時空間)を時間で 「微分した世界」 であり、Pairpole
宇宙モデル では 「刹那宇宙」 と呼んでいる。 また 「シンプルな宇宙モデル」
では連続宇宙を 「線形時間で構成」 された 「静的宇宙」 と呼び、刹那宇宙を 「現在だけで構成」 された 「動的宇宙」 と呼んでいる。
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これらの全てを説明することは筆舌を究めるため、ここでは概要にとどめる。
ともあれ、「Pairpole 宇宙モデル」 と空海の真言密教が説く 「秘密マンダラの宇宙」 が極めて 「相似している」 ことをご理解いただければそれをもって
了 である。
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(※) 「Pairpole design」 はサイエンスアートとして意匠化され、情報化時代の
「ベーシックコンセプトデザイン」
として運用されている。
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