量子論では、物質としての身体が消滅しても、精神としての魂は存在し続けるとされている。
もしかかる予見が正しければ、前世で体験したかのように感じる既視感の存在は、「生き続ける魂の存在証明」 なのかもしれない。 宇宙モデルの探求が、めぐりめぐって、宇宙における魂の存在証明にいたるとは思いもよらないことである。
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かって、構築した 「ペアポール宇宙モデル」
を読んだ関西学院大学社会学部教授の宮原浩二郎君は、世界がこの宇宙モデルのようであるならば 「安心して生きられる」 と感想を述べた。
このモデルが正しいとか正しくないとかではなく、「安心できる」 というところに依って立つ彼の哲学の基盤がある。 彼が感じた安心感とは、生き続ける
「魂のありか」 を見いだした安心感であったのかもしれない。 今となって、「ふと」 そう思えるのである。
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