未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
永遠の刹那に生きる
1999年(平成11年)にリリースした 「
Pairpole宇宙モデル
」 では冒頭に以下の序言を掲げた。
人類にはいまだ解けない謎が2つある
ひとつは空間に関するもので 「宇宙の果てとは?」 という謎であり
もうひとつは時間に関するもので 「時間の始まりと終わりとは?」 という謎である
この2つの謎を解くためには
宇宙に 「果てはなく」、時間に 「始まりも終わりもない」 とあっさり受容すればよい
分かり易い概念に還元すれば
宇宙に 「大きさはなく」、時間は 「流れない」 ということである
構築された 「Pairpole宇宙モデル」 はその後 20年余 の知的探求を経て、時間も空間もない宇宙構造である 「
シンプルな宇宙
」 に帰着した。 その宇宙概念は以下のようである。
宇宙には 時間がなく さまざまな過去や未来が重層的に重なった 現在だけ がある
宇宙には 空間がなく さまざまな現在が重層的に重なった 仕組みだけ がある
そして私は今、そのシンプルな宇宙の 「
どこにもいてどこにもいない
」 存在として 「永遠の刹那」 に生き続けているのである。
2024.12.02
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