問題の解決には 「犠牲」 が付きものだと言ったが、鑑みると多くの現代人はさまざまな犠牲の上に人生を築いている。
遊びを犠牲にしての受験勉強、家族を犠牲にしての出世競争、睡眠を犠牲にしての職務遂行、誇りを犠牲にしての忖度行動 ・・ 等々。
数えあげたらきりがない。 現代人の闇は、それらの犠牲は不可避であって、なにより容認されていると考えるところに横たわっている。
容認するという以上に 「推奨する」 とまで考えている。 これでは 「瞬間にある永遠とは何か?」 など問うべきもない。 少なくとも目指す
「知のワンダーランド」 ではこのような犠牲とは無縁でありたいのだ。
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