小さな世界で生きるのか？ それとも大きな世界で生きるのか？ 今、それが問題となりつつある。

　宇宙の内蔵秩序であるホロニクスである 「部分＝全体系」 からすれば 「細部の世界は全体の世界であり、全体の世界は細部の世界である」 からして、小さな世界も大きな世界もその構造においては違いはない。 その違いはビジネスにおける 「スモールビジネス」 と 「ラージビジネス」 のようなものである。 従業員数が10人であるのか？ それとも1000人であるのか？ また活動領域が半径10kmの範囲であるのか？ それとも1000kmの範囲であるのか？ これらの相違を想像すれば首題の論旨はより明瞭に理解されるであろう。

　以上の相違は何の変哲もなき世界の違いのように感じるであろうが、人間本来の自己実現の度合いにおいては歴然たる相違がある。 要はその違いに 「気づける」 かどうかである。 人生の分岐点はそこにある。