宇宙を 「時空間」 と呼ぶのは物理学では既定となっている。 しかし時間も空間もともに形無きものであって、存在を証明する根拠は人間が付帯する
「意識」 でしかない。 時間も空間も在るといえば在るし、無いといえば無いようなものであって、言ってみれば 「幽霊」 のような存在である。
幽霊がいるかいないかについては判断が分かれるところであるが、いると思えばいるし、いないと思えばいない。 それは般若心経が説く
「色即是空 空即是色」 のように、「有ると思えば無く 無いと思えば有る」 というような難解な存在感である。
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