未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
宇宙の心を求めて
「知的冒険エッセイ」 を書くにあたって、私が最も描きたかったものは 「宇宙の心」 についてであった。 知的冒険エッセイの初版 「
時空の旅
(平成6年9月18日発行)」 の副題を 「宇宙の心を求めて」 としたのはそのためである。 その後は本ウェブサイトを使って、その 「宇宙の心」 の背景である 「宇宙の構造と運動」 についてさまざまな視点から描いてきた。
「宇宙の心」 が無形で意識的なものであるのに対し、「宇宙の構造と運動」 は有形な物質的なものである。 その描像の作業が、有形なものから始まることは、あたりまえのことではあるが、それも 「意識と物質の統合」 を企てた量子論的な最先端物理学が登場するや、超え難き大きな壁にぶつかってしまった。 その状況は 「
新たな物理学への展望
」 に詳しい。
そして遂に、この 「時空の旅」 の初心に回帰して、当初の目的であった 「宇宙の心」 を描く刻がやって来たのである。 気づけば、折しも世相は、人類の未来に向けて 「人工知能が何をもたらすのか」 という激しい論争の最中にある。 ある人、曰く。 それは核爆弾の登場に匹敵すると。 はたして、宇宙の心は何を語るのであろうか? 人類はこころして、その 「心の声」 に耳を傾けねばならない。
2023.04.20
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