私たちはまだ発見が続いている時代に生きられて誠に幸福である。 それはちょうどアメリカの発見と同じだ。
それは1回しかやってこない。 私たちが生きているこの時代は、自然の基本法則を発見している時代であって、こういう日々は2度とやってこないのだ。
それはとても刺激的で素晴らしいが、こうした興奮もやがては醒めてしまう。 もちろん、未来にも他の興味があるだろう。 1つのレベルの現象を別のレベルのものに結びつける楽しみがあるだろう。
それは生物学の分野での現象などや、あるいは探検について言えば、他の惑星を探索するといったような面での楽しみになるだろうが、今私たちがしているのと同じようなものではなくなるだろう。
基本法則が発見された後は、物理学者は二流の思考家たち、すなわち、哲学者に道を譲ることになるだろう。 「常に外野でくだらないコメントばかりしてきた哲学者どもが、どかどかと踏み込んでくるようになるだろう。
なぜならば、法則が全部目の前にあるのなら、哲学者はなんとでも説明をつけることができるはずだから ・・ アイデアの退化が始まるだろう。
それは、ちょうど、偉大なる探検家が、新開地にツーリストたちが押し寄せてくる時に感じるような退化にも似たものだ」。
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