勿論。 「鎌倉殿の13人」 の中では上記の 「エピソード」 は出てこない。 だが平家の落人伝説がのこるこの村で、300余年に渡って伝承されてきた大鹿歌舞伎にのみ伝わる演目で、今尚、演じられていることに感興が湧いたのである。
源頼朝の重臣、畠山重忠は武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で 「坂東武士の鑑」 と称された 「もののふ」 であった。 私には、そのことが大鹿歌舞伎にことさらの華を添えているように思えるのだ。
大河ドラマの中では、中川大志がその重忠を演じた。 その秀麗な姿が多くの視聴者に忘れがたい共感を残したことはつい先日のことである。
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