時代が経つに従って割り切れない日々となる。 すっきりと割り切れていた日々が割り切れなくなるとはどうしたことか？

　割り切れないとは、迷いがあるということである。 迷いがあるとは、選択肢が多いということである。 選択肢が多いとは、言うなれば生活に余裕があり豊かであるということである。

　割り切れるとは、迷いがないということである。 迷いがないとは、選択肢が少ないということである。 選択肢が少ないとは、言うなれば生活に余裕がなく貧しいということである。

　つまり、すっきりと割り切れていた日々が割り切れなくなってしまったのは、生活に余裕がでて応分に豊かになってしまったからという事実に帰着する。