未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
即身への回帰
「時空を操る者」 とは 「自身の精神を操る者」 のことであり、自身の精神とは身の回りに存在する個としての時空である 「私の世界」 である。 だが私の精神世界である私の世界を操るためには知識から行動へと起動スイッチを切換えなくてはならない。 この切換スイッチがなければ間断なく切りかわる直観(場面集)によって自らの精神は暴走して、ついには崩壊してしまう。 そのためにはインターフェイスとしての場面集を制御するサーキットとしての回路群が必要となる。 この回路群こそが方法としての止観というわけである。
即身とは 「想像と現実を融合」 することである。 分かり易く言えば 「心と体を融合させてひとつにする」 ことである。 想像とは場面集であり、現実とは時間と空間で構成された時空間(即ち、私の世界)である。 であれば、「時空を操る者とは即身を実現する者」 のことに他ならない。 思索は長いループを描いて再び同じ地点に回帰したことになる。 であれば 「
即身への道〜想像と現実の融合
」 で語られた論考は寸部も違わず 「時空を操る者」 に一致する。
2022.07.21
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