編集工学研究所の所長、松岡正剛は 「直観と方法の糾合(融合)」 の中で、次のように語っている。
直観が 「場面集」 であるとするなら、方法は 「回路群」 である。 方法は入手されたいくつかの直観(場面集)に道理をふまえたネットワークをかぶせるためにつかわれる。
研ぎ澄まされた直観(場面集)であっても確かな方法(回路群)で制御されなければ、その制御系(回路群)は発振(共振)してダウンしてしまう。
融合を安全に実現するためには、走り出した直観(場面集)を停止したり再起動したりする機能がその方法(回路群)に内蔵されていなければならない。
間断なく切りかわる場面の切り換え能力をあえていったん休止させる制御回路の付加である。
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