未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
内なる世界
「ふと我に還る」 とは自らの世界に 「心が回帰」 することである。 常日頃、我々の心は外なる他の世界に浮き草のように浮遊してひとときも留まることがない。 外なる他の世界を 「浮き世」 と呼んだはもって名訳である。
ちなみに、多忙とは 「心を亡くする」 ことである。 心ここにあらずば、人は自らが 「何ものなのか」 しかして、どこに向かっているのかさえ、自覚することができない。 自らの世界に心を回帰させるためには 「内なる世界」 を飽きることなく静かに眺め続けること以外に他に方法がない。
2022.04.17
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