テレビドラマ 「日本沈没」 がお茶の間の話題となっている。 小松左京のSF小説 「日本沈没」
が刊行されたのは1973年(昭和48年)のことであった。 遡る48年ほど前になる。 以来、幾度となく映画化、テレビドラマ化されてきた。
日本の未来に対する雲行きがあやしくなると、きまって再生される物語である。 日本沈没などSF小説の世界ではありえても現実ではありえないシナリオであるが、なぜか妙に現実感が漂うのがこの物語の特徴であって、大きな地震や火山噴火が起きる度に、この日本沈没のイメージが頭をよぎるのである。
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