未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
真言と呪文
「
Pairpole Meister への道
」 では Pairpole Meister の機能が時空に描かれた物語の能動的編集にあるとした。 その帰結である 「即身への道」 がそのままにして 「Pairpole Meister への道」 であることをもって、両者の機能に等価的変換を作用させれば、即身の機能は 「時空に描かれた物語の能動的編集」 へと変換され、Pairpole Meister の機能は 「想像と現実の融合」 へと変換される。
結果。 即身に生きた空海は 「時空に描かれた物語の能動的編集者」 へと変換され、Pairpole Meister の想念は 「想像と現実の融合作用」 へと変換される。 かく観れば、宗教家であった空海が唱えた 「真言」 と陰陽師であった安倍晴明が唱えた 「呪文」 はあるいは同じ意図をもった 「不立文字」 であったのかもしれない。
2021.08.03
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