自らの想像を自らを取りまく現実に一致させることが 「即身」 である。 それはまた釈迦が信条とした
「天上天下唯我独尊」 の実現でもある。 自らを救うことができない哲学にいったい 「いかなる意味」 があるというのか? 自己実現とは自らの内に自らが納得する世界を生涯をかけて創りあげることであって、けして急ぐ必要はない。
だが世の多くの人々が日々血眼になって奔走しているのはなぜか? それは自らの外に他者が納得(評価)する世界を創ろうとしているからに他ならない。
「こころここにあらず」 では自己実現など 「絵に描いた餅」 であって、まして目指す即身など 「遠い世界の物語」 である。
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