現代社会の津々浦々で起きている問題の根源には 「行き過ぎた繁栄」 がその因を成しているのではあるまいか?
繁栄を目指すことは生物としての本能であろうが、無制限というわけではない。 「過ぎたるは及ばざるがごとし」 の喩えのごとく、その禍はいずれその身に返ってくる。
だが現代社会では好むと好まざるとに関わらず馬車馬のごとく遮二無二その繁栄に向かって生きなければ生きていけないシステムによってがんじがらめに拘束されている。
駄目と分かってはいるのであるが、その流れを止めることができない。 それどころかいつの間にかそのことさえも忘れ果ててしまったようである。
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