先頃テレビ局が番組編成において、4歳から49歳の視聴者を重視する方針をあきらかにした。 49歳までの視聴者重視は米国テレビ界で生まれた潮流で
「ターゲット戦略」 と呼ばれているという。 49歳までが消費の中心と考えられているためで、番組のスポンサーにCM枠を高値で売りやすいのがその根拠となっている。
この戦略を裏返せば50歳以上の人間には経済的価値がないということである。 言うなれば 「この世はお金を稼ぐことが お金を使うことが
何をおいても優先される」 という経済至上主義の本質を白日の下に示したのである。
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