コロナ禍に端を発する混乱は社会をカオスに導いてしまった。 物理学の 「カオス理論」 が論ずる
「複雑系」 が支配する宇宙である。この論の根底には熱力学の 「エントロピー増大の法則」 が横たわっている。 エントロピーとはある種の
「曖昧量」 であって、エントロピー増大の法則とは時間の矢に従ってエントロピーが増大していくことを述べている。 つまり、昨日より今日の方が事態はより曖昧になっている。
情報化時代となって、次々に情報が更新されることで時間の速度が上昇していくのに比例してエントロピー増大の速度も急速に上昇する。
伴って、日々の曖昧量の度合いもまた急速に増大する。
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